2012年3月5日月曜日

金沢~東京の旅(2/29〜3/3)

2011年度の、金沢美大の学部の卒展見にいってきました!
去年の今頃自分たちがここで展示してたのか~と思うとなんか一年がすごく早いような、ずっと昔のことみたいな、不思議な感じになりました。
(以下勝手な卒展の感想なのであまり気に留めないで下さい。)
卒展の作品で一番ときめいたのはデザイン科のkurokoという映像でした。二回見ちゃった(*^^*)
とにかくおもしろかったし、キャラクターがとても愛しかった(笑)最後のオチもいいな、と思いました。
ただ毎年変わらないけど、何本もの映像作品を同じスクリーンで見せるというのは鑑賞者からするともどかしい。色んな事情があると思うけどもう少し見やすく改善されればいいな。
彫刻科の動物の形をした入れ物もときめきました。
あと工芸科の、床に展示されてた、白い器に青のガラス(釉薬かな?)をいれた焼き物。は、綺麗だった。
日本画はなんかちょっと自由になったね…?って感じでした。
油科は版画がかっこよかった。
インスタレーションと映像が少なくなってたけど、映像は世界観が好きだったなぁ。原作もオリジナルだと良かったのになーと思いましたが。
芸学は難しそうだったので要旨まとめたプリントもらって帰りました。時間できたら読もう(^^;)

色々偉そうに言ったけど一鑑賞者の意見なんで。ご容赦。

友人の個展も見てきました。
とっても頑張ってる人なので、私もヤル気をもらってきました。焦る必要はないけど、自分もがんばろう。展示欲も湧いてきました。(なかったわけじゃないんだけど)


ぷち同窓会もしました!
懐かしい面々に会うたび声を上げて喜びました(笑)
4年間、家族より一緒にいる時間が長くて、いろんな事を一緒にやってきた仲間、時間が経っても変わらず話せて、変わらず安心できる空間でした。
金沢でお世話になった方々にも会えて、またお世話になって帰ってきました(笑)
早く出世(?)して恩返ししなきゃ。
次の日は泊めてくれた友人宅に計7人集まって家主が早起きして作ってくれた朝食を食べました。皆、淋しかったのかな(笑)
そして金美の卒業式に行きました。とっても楽しい卒業式です。卒業生は仮装するのです。
去年私もたにむ人形に仮装しました(^ω^)

また懐かしい後輩やら先生やらに慌ただしく挨拶しました。楽しかった(*^^*)

金沢はいい思い出たくさん、大好きなひとがたくさんいるので、ついつい焦がれてしまいます。

続く。

2012年2月2日木曜日

去年の7月に完成する予定だったやつまだ描いてる。

今出したい公募の規定サイズじゃないから違うの描かなきゃなんだけど。次へ行く前にこれを終わらせろ、と頭が言っている気がする。

何で絵を描くんだろう。
バイトだけど仕事してるし、生きていける。描かなくても。と時々ぼんやり考えます。
始まりはもちろん絵が好きだから。描いた絵を褒められたのも大きかったかな。でも今はそんな純粋な気持ちばかりじゃないなと思います。かといって、私の使命!とか、生きる意味!とかいう崇高なものでもなくて、ただ描くことが、今の私の希望なのだと思う。のです。

大学の時は、コンセプトや訴えたいテーマを考えて、作品を意味あるものにしたかった。絵で何か訴えたいとか、見てくれる人を救いたいとか。考えたりしましたよ。けど今はそういう気持ちは薄い。前より気持ちは自分の内面に向いています。自分を意識的に見つめたり、意識しなくても考えたりすると、図像が浮かんだりする。
そんで、頭ん中に何か浮かんでくる限りは、それを頭ん中から出してやりたいと思うのです。

まぁそういう精神からくる理由もあるけど単純に何か描いたり作ったりするのは楽しいなーって思います。ずっと思ってるわけじゃないけど。瞬間的に、創作への快感を感じます。

2012年1月19日木曜日

パネル作り4

1層目たて
2層目よこ
3層目たて…
という感じで塗りものを塗っていく。
15層くらい塗る。

パネル作り3

 和紙のつなぎ目や凹凸を紙やすりで軽く削っておく
(塗り物を塗り重ねていくとそこがどんどんぼこぼこしてきて後で研磨して平らにするのが大変。と気泡対策)


和紙の上から膠(1:10で膨潤+倍の水)を塗っておく
しばらく乾かす。


膠(1:10で膨潤+倍の水)と、胡粉をまぜ、塗り物をつくる。
膠は湯煎で溶かす。
もうだいたいの感覚で混ぜてるので数値がわかんないのだが、だいたい膠1:胡粉1(体積比)くらい。
混ぜ合わせてから、網でこすのだが、そのときさらさらと通るくらいの硬さ。さらさら通るけどすこしひっかかりながら落ちてゆく感じ。
うまく言えん。
念のため、3度くらい網に通して、異物や粉の塊を取る。





パネル作り2

和紙貼りをする。
今使っているのは純楮紙7匁
あらかじめ和紙をパネルに合わせてカットしとく。



和紙に霧吹きで水をふくませる。
膠で貼るとき水分を吸収して和紙にしわがいくのを防ぐため



膠1:水10で膨潤させたものにさらに倍の水を加えた膠をハケでパネルにぬる。
膠を塗った上に和紙を置き、上からハケで空気を抜きながら貼り付けてゆく。ハケの動きは紙の中心から外へ広がるように、空気が残らないよう注意。
結構力を入れて(やぶれない程度に)押し付けながら貼ってゆく。

ほんと空気に注意。(ここで和紙がパネルに固着してないと、下地を全てやりなおす羽目になる。)



和紙を貼り終えたら一晩乾燥。

2011年12月31日土曜日

2011年 大晦日

です!
大晦日、とか書いてみても全然実感がわきません。一年って早いなー!
去年の大晦日は金沢でみんなと年越しして、夜中に学校のグラウンドに遊びに行ったな。たくさん雪が積もってたな~

卒業制作展や個展は悔いの無いように、出来る限りがんばったと思う。
大学の先生や友達、金沢でお世話になった方達とたくさんのお別れをして、ほんとに悲しくて寂しかった
引越しの直前に震災があって、奈良に帰ってからもいろんなことを考えさせられた。自分にできることってなんなのか、全然わからなくて、たくさん考えたけど、だんだん毎日の自分の生活に追われて、考えることが減っていったなぁ。

山の上ギャラリーでの展示は、正直自分の全力を出し切ったと言えなかった。せっかく展示する機会を与えてもらったのに、納得のいく作品ができなかったな・・・悔しい。一緒に展示したメンバーにも申し訳なかった。十分に反省して、後悔をひきずらない!

奈良へ帰って最初のバイト先はやってみたいことだったけど、結局全然合わなくてすぐやめてしまった。
仕事のシフトは全然忙しくなかったのに心がつらすぎて制作できなくなってた。
今の職場が決まるまで、夏の山小屋バイトとかも探したりしたな。いまのとこに雇ってもらえたのは今年一番感謝したいことかも(笑)
今年はお金を貯めよう、と思って最初はお給料の高いところを選んだけど、続かなかったら全く意味ないし、つらい思いをしてまでがんばる必要はないと思った。お給料をもらうといっても、自分の大事な時間お使うわけだし、私は機会じゃないし。

ヴェネチアビエンナーレに行けたこともほんとうにいい経験だった。
学生の作品のレベルが高くて、すごくモチベーションが上がったし、より留学したいという気持ちも大きくなった

7月からの半年は、仕事の毎日だった。
仕事が休みの日と、仕事が終わってから寝るまでの数時間、制作しようとおもえば出来たのに、なんとなくだらけてしないことが多かった。出そうと思った公募に間に合わなくて出せなかった。イタリア語の勉強も、旅行から帰ってきてからあまりしなくなった。
11月は職場の繁忙期で忙しかったのもあるけど、12月は体調崩してちょっとさぼり気味になった。

高橋先生の京都での展示のお手伝いさせてもらえたのが、本当に楽しかった!
朝も早くて、京都まで遠かったけど、向かってるあいだずっとわくわくしてたし、やっぱり自分のやりたいことは美術と関わることなんだと実感した。今の職場に不満はないし、お金は必要だから働くけど、自分が何をしたいのかはっきり実感した。制作する姿勢や作家と周りの人間の関わりとかも勉強させてもらえて、参加できてほんとによかった。

なんとなく一年振り返ってみたけど・・・後悔することが多い一年だった・・・
毎年、後悔の無い一年にしよう!と思うんだけど、今年はなんかほんとにいろいろ・・・だめでした。
自分で選んで今ここにいて、誰かに指図されて毎日生きてたわけじゃないから、不満がや後悔があるのは全部自分のせい。
・・・文章が暗い!!やだ!すみません!

来年は目標と予定きちんと決めて、後悔のない一年にする!
・・・って、いつも思ってて、なかなかできてないんですけど^^;
あと、バイタリティとやらを手に入れたいです(笑)
来年25歳になります!年齢に見合うように心の成長もしたいです。希望と不安でいっぱいです!でもがんばるだけです!!がんばります!がんばれ!

今年お世話になったみなさま、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします^^今年もあと3時間。よいお年を!

2011年11月29日火曜日

パネル作り1

なんとなく思い立ったのでパネル下地の記録です。前にも書いたかもだけど…

パネルを用意(今回はシナベニヤ3mm、約3cmの杉角材(多分)使用)
大きさはS50号↓


 
 
膠(粒状のウサギ膠)70g:水700gで一晩膨潤させたものを用意↓

湯煎で溶かしてパネルに塗る。(膠の温度は熱いお風呂くらい)熱しすぎると膠の固着力が死ぬので注意↓


膠をタテヨコ1回ずつ、2層塗って一晩乾燥。

(やる気があれば)続く。。。